彼氏との同棲、うざいと感じたら危険信号？別れる前に試すべき7つのこと

「大好きな彼との同棲生活。毎日が幸せなはずなのに、なぜか彼氏の言動ひとつひとつが『うざい』と感じてしまう…」

あなたは今、そんな自己嫌悪とストレスの渦中にいるのではないでしょうか。キラキラ輝いて見えたはずの未来が、急に色あせて見えてしまうその気持ち、痛いほどよくわかります。

しかし、安心してください。同棲中の彼氏にネガティブな感情を抱くのは、あなただけではありません。多くのカップルが通る道であり、決して特別なことではないのです。

重要なのは、その「うざい」という感情の根本原因を正しく理解し、適切に対処すること。そして、その感情を放置せず、二人の未来のために「別れる」か「関係を改善するか」を真剣に考えることです。

この記事は、恋愛・同棲カウンセリングの専門家として、これまで数多くのカップルの悩みと向き合ってきた筆者が、その経験と心理学の知見に基づき執筆しています。

この記事を読めば、以下のことがわかります。

なぜ彼氏を「うざい」と感じてしまうのか、その根本的な原因
二人の関係が危険な状態にあるかどうかのチェックポイント
別れを決断する前に関係改善のために試すべき具体的な7つのアクション
どうしても改善しない場合の、後悔しないための次のステップ

一人で抱え込まず、まずはこの記事を最後まで読んでみてください。きっと、あなたの心が少し軽くなり、次に取るべき行動が見えてくるはずです。あなたの選択が、未来のあなたを幸せに導く第一歩となります。

・会員登録すると3,000円分無料クーポンがゲットできる！
・占い師数は国内最大級
・1分100円からのお値打価格
・ユーザー満足度97%超
・レビューや評価を元に、お気に入りの占い師を見つけられる
まさに“優等生”的なおすすめアプリです！

電話占い【ココナラ】

同棲中の彼氏が「うざい」と感じるのはなぜ？よくある5つの原因
【危険度チェック】彼氏にこんな言動はありませんか？「うざい」のサイン
【本題】別れる前に試すべき！彼氏との関係を改善する7つの方法
それでも彼氏が「うざい」…同棲解消を切り出す前に考えること
まとめ：彼氏との同棲、後悔しない選択をするために

同棲中の彼氏が「うざい」と感じるのはなぜ？よくある5つの原因

まず最初に、なぜ彼氏のことを「うざい」と感じてしまうのか、そのメカニズムを解き明かしていきましょう。原因がわかれば、対処法も見えてきます。多くのカップルに共通する、代表的な5つの原因を見ていきましょう。

原因1：生活習慣や価値観のズレ

これは同棲カップルが直面する最も大きな壁と言っても過言ではありません。付き合っていた頃は「週末に会う恋人」だった彼が、同棲を始めた途端「毎日顔を合わせる生活共同体」に変わります。この変化が、今まで見えなかったズレを浮き彫りにするのです。

例えば、以下のようなことです。

掃除の頻度：あなたは毎日掃除機をかけたいのに、彼は週に一度で十分だと思っている。
洗濯物の干し方：あなたはシワにならないようすぐ干したいのに、彼は洗濯機の中に半日放置する。
食器の洗い方：食べ終わったらすぐに洗ってほしいあなたと、「後でまとめて」の彼。シンクに溜まった汚れた食器を見るたびにストレスが溜まる。
お金の使い方：あなたは将来のために節約したいのに、彼は趣味や飲み会に惜しみなくお金を使う。家計が一緒になることで、金銭感覚の違いは深刻な問題に発展します。
休日の過ごし方：あなたは一緒に外出したいのに、彼は家でゴロゴロしてゲームばかり。

付き合っている頃は、お互いに「良いところ」を見せようとします。デートは非日常の空間であり、多少の違いは「個性」として受け入れられたかもしれません。しかし、同棲は365日続く「日常」です。「許せる個性」だったものが、「許せないズレ」に変わってしまうのは、ごく自然なことなのです。お互いが違う環境で数十年生きてきたのですから、違いがあるのは当たり前。その当たり前の違いを、どう乗り越えていくかが最初の課題となります。

原因2：「一人の時間」がなくなったことによるストレス

「大好きな彼とずっと一緒にいられるなんて幸せ！」同棲前は、そう思っていましたよね。しかし、実際に始めてみると、四六時中誰かがいる生活が、知らず知らずのうちにストレスになっているケースは非常に多いです。

人間には、心理的な縄張りである「パーソナルスペース」があります。どれだけ好きな相手でも、一人になって心をリセットしたり、誰にも邪魔されずに趣味に没頭したりする時間は、精神的な健康を保つために不可欠です。

特に、以下のような状況はストレスを増大させます。

ワンルームでの同棲で、物理的に一人になれる空間がない。
彼氏が常に「何してるの？」と構ってほしがるタイプで、一人の時間を作らせてくれない。
あなたがヘッドフォンで音楽を聴いていても、お構いなしに話しかけてくる。
友達と電話している内容を、隣で聞かれている。

「一人の時間が欲しい」と言うと、「俺のこと、嫌いになったの？」と誤解されそうで言い出せない。そんな悪循環に陥っていませんか？このストレスが蓄積すると、彼氏の存在そのものがプレッシャーとなり「うざい」という感情に直結してしまうのです。これは愛情の有無とは別の問題であり、自己の精神的領域（サンクチュアリ）を守るための、本能的な防衛反応なのです。

原因3：「言わなくてもわかるはず」というコミュニケーション不足

「これだけ一緒にいるんだから、言わなくても私の気持ちを察してよ」
これは、同棲カップルが陥りやすい危険な罠です。

付き合いが長くなり、一緒に住むことで、二人の間には暗黙の了解や「あうんの呼吸」が生まれます。それは素晴らしいことですが、その心地よさに甘えすぎると、肝心なコミュニケーションを怠る原因になります。

「言わなくてもわかるはず」は、ただの幻想です。彼はあなたとは違う人間であり、あなたの心を読み取る超能力者ではありません。

あなたが「疲れているから、今日はそっとしておいてほしい」と思っていても、彼にはそれが伝わっていません。彼は「元気がないな、何か面白い話でもして元気づけてあげよう」と、良かれと思って話しかけてくるかもしれません。あなたからすれば「疲れてるのにうざいな…」となり、彼からすれば「せっかく元気づけようとしたのに、何で不機嫌なんだ？」となります。

こうした小さなすれ違いが、毎日毎日積み重なっていくとどうなるでしょう？
「どうせ言っても無駄」「なんでわかってくれないの」という不満がマグマのように溜まり、ある日突然、彼の些細な行動が引き金となって大爆発するのです。そして、その爆発は「彼氏がうざい」という強烈な感情として現れるのです。

原因4：相手への感謝や思いやりが減ってしまった

同棲生活は、お互いの存在が「当たり前」になっていくプロセスでもあります。これは関係が安定した証拠でもありますが、同時に「感謝」や「思いやり」を失う危険性もはらんでいます。

付き合っていた頃、彼がご飯をご馳走してくれたら「ありがとう！」、重い荷物を持ってくれたら「優しいね、ありがとう！」と、素直に感謝の気持ちを伝えていたはずです。

では、同棲中の今はどうでしょう？

彼がゴミ出しをしてくれても、当たり前だと思っていませんか？
彼が疲れて帰ってきた時、ねぎらいの言葉をかけていますか？
逆に、あなたが作った料理を、彼は無言で食べていませんか？
あなたが掃除をしたことに、彼は気づきもしないのではないでしょうか？

相手の行動を「やってもらって当たり前」のタスクとして見てしまうと、そこに感謝は生まれません。そして、感謝がない関係は、思いやりも失われていきます。「ありがとう」という言葉が減ると、関係はどんどん乾いていき、潤いがなくなります。そんなギスギスした空気の中で、相手の欠点ばかりが目につくようになり「うざい」という感情が育ってしまうのです。これは、心理学でいう「家族化」のデメリットの部分と言えるでしょう。

原因5：結婚や将来へのプレッシャー

女性にとって、同棲は「結婚へのステップ」と捉えていることが多いものです。あなたも「この人となら、うまくやっていけるかな」「この同棲がうまくいけば、いずれは結婚…」という期待を抱いているのではないでしょうか。

その期待が、知らず知らずのうちにプレッシャーに変わることがあります。

「いつプロポーズしてくれるんだろう…」と焦る気持ち。
彼が将来の話をはぐらかすたびに、不安と不満が募る。
友人の結婚報告を聞くたびに、彼にイライラしてしまう。

このプレッシャーは、彼の些細な言動を深刻に捉えすぎてしまう原因になります。例えば、彼がだらしなくしているのを見ると「こんな人と結婚して、本当に大丈夫なの？」というフィルターを通して見てしまい、必要以上に「うざい」「幻滅した」と感じてしまうのです。

逆に、彼の方は「同棲は楽しいけれど、結婚はまだ考えられない」「もう少し自由でいたい」と思っているかもしれません。その温度差が、あなたの焦りを煽り、彼ののんびりした態度がすべて無責任で「うざい」ものに見えてしまう、という悪循環を生み出します。

このように、同棲は二人の将来を意識させるからこそ、新たなプレッシャーを生み、それが「うざい」という感情の引き金になることがあるのです。

【危険度チェック】彼氏にこんな言動はありませんか？「うざい」のサイン

「うざい」と感じる原因がわかったところで、次に二人の関係がどのくらい危険な状態にあるのかを客観的に見てみましょう。以下のチェックリストに当てはまる項目が多いほど、関係の修復には真剣な取り組みが必要です。ただの「すれ違い」なのか、それとも「別れの危機」なのかを見極めるためのサインです。

家事の分担が不公平でイライラする

「家事は、女がやるのが当たり前」
口には出さなくても、彼の態度からそんな空気が感じられるなら、それは非常に危険なサインです。

チェックポイント：

あなたが家事をしている間、彼はスマホやゲームに夢中。
「手伝おうか？」と、あくまで自分は“補助”であるというスタンス。
家事のクオリティに文句は言うが、自分ではやらない。
そもそも、何が「家事」なのかを理解していない（名もなき家事の存在を知らない）。

同棲は共同生活です。家事は「手伝う」ものではなく「分担する」もの。この大前提が共有できていない場合、あなたは彼の「お母さん」や「家政婦」ではありませんから、不満が溜まるのは当然です。この問題は、将来の結婚生活や育児においても、さらに大きな火種となる可能性が極めて高いと言えます。

金銭感覚が合わないと感じることが増えた

愛があっても、お金の問題は避けて通れません。同棲によって家計を共にすることで、今まで見えなかった金銭感覚のズレが露呈します。

チェックポイント：

生活費を催促しないと払わない。
パチンコや競馬などのギャンブルにお金を使っている。
将来の貯金について話をしても、真剣に取り合わない。
「これくらい、いいじゃん」と、高価なものを相談なく買ってくる。
あなたのお金をあてにするような言動がある。

特にギャンブルや借金に繋がるようなお金の使い方は、最も危険なサインの一つです。金銭感覚のズレは、生活の基盤そのものを揺るがします。この価値観が根本的に合わない場合、関係を継続するのは非常に困難です。信頼関係を根底から覆す問題であり、早急な対処が求められます。

体調が悪い時でも思いやりがない

人間性や本質は、弱っている時にこそ現れます。あなたが風邪で寝込んでいたり、生理痛で苦しんでいたりする時、彼はどのような態度を取るでしょうか。

チェックポイント：

「大丈夫？」の一言もなく、自分のペースで生活している。
頼まないと、食事や飲み物を買ってきてくれない。
「俺のご飯は？」など、自分のことしか考えていない発言をする。
生理痛のつらさを「大げさだ」と理解しようとしない。

心身が弱っている時に冷たい態度を取られると、心は深く傷つき「この人は、私が本当に困った時に助けてくれない人なんだ」という絶望感に繋がります。愛情とは、相手を思いやり、支え合う気持ちのことです。その根幹が欠けている可能性を示す、非常に重要な危険信号です。

デリカシーのない発言に幻滅する

親しき仲にも礼儀あり。一緒にいる時間が増えたからといって、何を言っても許されるわけではありません。相手を尊重しないデリカシーのない発言は、愛情を削り取るヤスリのようなものです。

チェックポイント：

あなたの容姿や体型をからかったり、けなしたりする。
あなたの家族や友人を、見下すような発言をする。
あなたの仕事や頑張りを「たいしたことない」と馬鹿にする。
人前で、あなたを貶めるような冗談を言う。

これらの発言は、単なる「うざい」を超えて、モラルハラスメント（モラハラ）の領域に達している可能性があります。愛情があるなら、相手を傷つける言葉は出てこないはずです。もし、彼の一言一言に心がすり減っているのなら、それはあなたの心が発しているSOSのサインです。

干渉や束縛が激しくなった

同棲を始めてから、彼の干渉や束縛がエスカレートしていないでしょうか？これは愛情の裏返しではなく、支配欲や信頼のなさの表れです。

チェックポイント：

あなたが友人と出かけるのを、あからさまに嫌な顔をする。
スマホを勝手に見ようとする、またはパスワードを聞き出そうとする。
誰とどこで何をするのか、常に報告を求めてくる。
あなたの交友関係に口を出し「あの友達とは会うな」などと制限しようとする。

健全な関係は、お互いの信頼と尊重の上に成り立っています。相手を自分の管理下に置こうとする行動は、健全な関係とは言えません。もしあなたが彼の監視下にあるような息苦しさを感じているなら、それは危険なサインです。このタイプの関係は、エスカレートするとDV（ドメスティック・バイオレンス）に発展するケースもあり、最大限の警戒が必要です。

【本題】別れる前に試すべき！彼氏との関係を改善する7つの方法

さて、原因と危険度を把握した上で、いよいよ具体的なアクションに移ります。「もう別れるしかないかも…」そう結論を出すのは、まだ早いかもしれません。ここに挙げる7つの方法を試すことで、二人の関係が劇的に改善する可能性は十分にあります。後悔しない選択をするために、一つずつ真剣に取り組んでみてください。

1. まずは物理的に距離を置いて冷静になる

毎日顔を合わせる生活の中で「うざい」という感情が渦巻いている時、まともな話し合いは困難です。感情的な言葉が飛び交い、問題をこじらせるだけかもしれません。

そこで、まず試してほしいのが「戦略的・物理的距離」を取ることです。

週末だけ実家に帰る
数日間、友人の家に泊めてもらう
可能であれば、1?2週間ウィークリーマンションを借りる

ポイントは、喧嘩して家を飛び出すのではなく「一度冷静になって、二人の関係を前向きに考えたいから、少しだけ離れてみない？」と前向きな目的を伝えることです。

物理的に離れることで、以下のような効果が期待できます。

感情のクールダウン：イライラの原因から離れることで、冷静さを取り戻せます。
客観的な視点の獲得：離れてみることで「何であんなにイライラしてたんだろう？」と、問題の全体像が見えるようになります。
相手の存在の再確認：一人になってみて初めて、彼の存在の大きさや、いなくなって寂しいという気持ちに気づくこともあります。逆に「いない方がなんて快適なんだろう！」と確信するかもしれません。それもまた、重要な気づきです。

この冷却期間は、泥沼の感情論から脱し、建設的な話し合いへの準備を整えるための、非常に有効なステップです。

電話占い【ココナラ】

2. なぜ「うざい」のか感情を紙に書き出して整理する

頭の中でグルグル考えているだけでは、思考はまとまりません。感情の正体を突き止めるために、ペンと紙（またはスマホのメモ帳）を用意してください。そして、誰にも見せないことを前提に、自分の感情をすべて書き出してみましょう。これは「ジャーナリング」と呼ばれる心理療法の一つです。

書き方のポイント：

何をされた時に「うざい」と感じたか？：具体的な出来事を書く。（例：私が話している時にスマホをいじっていた時）
その時、どう感じたか？：感情を言葉にする。（例：無視されたようで悲しかった、馬鹿にされたようで腹が立った）
本当はどうしてほしかったか？：あなたの本当の願望を書く。（例：私の目を見て、相槌を打ちながら話を聞いてほしかった）

これを続けていくと「うざい」という漠然とした感情が、実は「悲しい」「寂しい」「不安だ」「尊重されていない」といった、より具体的な感情の集合体であることがわかります。

自分の感情の正体を突き止めること。それが、彼に気持ちを伝える際の「解像度」を上げ、的確なコミュニケーションを可能にするのです。「なんとなくうざい」と伝えるのと「あなたが〇〇した時、私は馬鹿にされたように感じて悲しかった」と伝えるのとでは、相手の受け止め方が全く変わってきます。

3. 感情的にならず「I（アイ）メッセージ」で気持ちを伝える

感情の整理ができたら、いよいよ彼との話し合いです。ここで絶対に避けたいのが、相手を責める「You（ユー）メッセージ」です。

【NG例：Youメッセージ】
「あなたはいつも、脱いだ服をソファに置きっぱなしにする！だらしない！」

こう言われた相手は、非難されたと感じて反発し「うるさいな」「お前だって〇〇じゃないか」と、喧嘩に発展してしまいます。

そこで使うべきが、自分を主語にする「I（アイ）メッセージ」です。

【OK例：Iメッセージ】
「私は、脱いだ服がソファに置いてあると、せっかく片付けたのに…と悲しい気持ちになるんだ。できれば、洗濯カゴに入れてくれると、私はすごく嬉しいな。」

Iメッセージのポイントは、以下の3つの要素を入れることです。

事実：相手の客観的な行動（ソファに服が置いてある）
感情：その行動によって、自分がどう感じたか（悲しい気持ちになる）
要望：どうしてほしいか、具体的な提案（洗濯カゴに入れてほしい）

Iメッセージは、相手を非難するのではなく「自分の気持ち」を伝えるコミュニケーション手法です。彼はあなたの気持ちを初めて知ることになり「そうか、そんな風に感じていたんだ。それなら気をつけよう」と、行動を変える動機付けになります。この伝え方をマスターするだけで、二人のコミュニケーションは劇的に改善されるでしょう。

4. 二人が納得できる新しい「同棲ルール」を作る

育ってきた環境が違う二人が、気持ちよく一緒に暮らすためには、明確な「ルール」が必要です。憲法のない国が成り立たないのと同じです。「好きだから」「信頼しているから」という曖昧なものではなく、お互いが納得できる具体的なルールを作りましょう。

ルール作りの具体例：

家事分担：「気づいた方がやる」はトラブルの元。曜日担当制、タスク担当制（料理は彼女、ゴミ出しと風呂掃除は彼氏など）を明確に決める。アプリなどで可視化するのも有効です。
お金の管理：共通の口座を作り、毎月決まった額を入金して生活費はそこから支払う。お互いのお小遣いには干渉しない、など明確なルールを決める。
一人の時間：「毎週〇曜日の夜は、お互い自由に過ごす」「相手がヘッドフォンをしていたら、急用以外は話しかけない」など、パーソナルスペースを尊重するルールを作る。
報告・連絡・相談：帰りが遅くなる時や、大きな買い物をするときは事前に連絡するなど、最低限の「報・連・相」のルールを決める。

重要なのは、一方的にルールを押し付けるのではなく、二人で話し合って決めることです。そして、一度決めたルールも、生活していく中で見直していく柔軟性を持つことが長続きの秘訣です。このプロセスは、二人が「恋人」から「共同生活のパートナー」へと成長するための大切な儀式となります。

5. 感謝の言葉「ありがとう」を意識的に増やす

関係が乾いてしまったと感じるなら、「ありがとう」という言葉で潤いを与えるのが一番の特効薬です。これは、当たり前になってしまった彼の行動に、もう一度光を当てる作業です。

最初は意識的で構いません。些細なことでいいのです。

ゴミを捨ててくれたら「ありがとう、助かる！」
お皿を下げてくれたら「ありがとう！」
仕事の話を聞いてくれたら「聞いてくれてありがとう！」

感謝されると、相手は「自分の行動が認められた」と感じ、自己肯定感が満たされます。そして、心理学でいう「返報性の原理」が働き、「もっと喜ばせてあげたい」という気持ちが芽生えます。

あなたから「ありがとう」を増やすことで、彼からも「ありがとう」が返ってくるようになります。このポジティブな循環が生まれれば、家の空気は一変し、お互いの存在が「うざい」ものではなく、「ありがたい」ものへと変わっていくはずです。騙されたと思って、今日から「ありがとうチャレンジ」を始めてみてください。

6. 同棲前のような「デート」を計画してみる

同棲生活は「日常」です。しかし、二人の関係は「恋愛」から始まっています。マンネリ化し「家族」のようになってしまった関係に、もう一度「恋」のドキドキを取り戻すために、意識的に「非日常」のイベントを計画しましょう。

ポイントは「家の近所でご飯」ではなく、少し特別な「デート」を企画することです。

付き合う前に初めて行った思い出の場所に行ってみる。
二人とも少しおしゃれをして、普段は行かないようなレストランで食事をする。
日帰りで小旅行に出かけてみる。

生活の場である家から離れ、恋人だった頃と同じシチュエーションに身を置くことで、当時の新鮮な気持ちや、相手の知らなかった魅力を再発見することができます。
「そういえば、彼のこういうところが素敵だったな」「こんな風に笑う人だったな」と思い出すことができれば、「うざい」という感情を上書きすることができるかもしれません。これは、関係が冷え切ってしまう前に行うと、特に効果的です。

7. 共通の友人やカウンセラーなど第三者に相談する

二人だけで話し合っていても、どうしても話がこじれたり、感情的になったりして前に進まない。そんな時は、客観的な視点を持つ「第三者」の力を借りるのも非常に有効な手段です。

相談相手の選択肢：

信頼できる共通の友人：二人のことをよく知っている友人であれば、どちらか一方の味方をするのではなく、公平な立場で意見をくれるかもしれません。「〇〇（彼）も、あなたのことをこう言ってたよ」など、あなたが知らない彼の本音を伝えてくれる可能性もあります。
それぞれの友人や家族：自分の気持ちを吐き出して共感してもらうことで、精神的に楽になります。ただし、あなたの味方をするあまり、彼への非難が強くなりすぎないように注意が必要です。
専門家（カップルカウンセリング）：これは最もおすすめの方法です。カウンセラーは数多くのカップルの問題を見てきたプロです。感情的な対立の仲裁に入り、二人が本音で話し合える場を設定し、専門的な知見から具体的な解決策を提示してくれます。「カウンセリングなんて大袈裟」と思うかもしれませんが、海外ではごく一般的な選択肢であり、こじれ切ってしまう前に関係を修復するための最も効果的な投資と言えます。

一人で抱え込み、二人だけで行き詰まってしまう前に、外部の風を入れる勇気を持ってください。客観的な意見は、頑なになったあなたの心をほぐし、新たな視点を与えてくれるでしょう。

それでも彼氏が「うざい」…同棲解消を切り出す前に考えること

上記の7つの方法を真剣に試しても、彼の態度が変わらない、あなたの気持ちが変わらない、あるいは話し合いすらできない…。残念ながら、そうしたケースもあります。努力しても改善が見られないのであれば、それは「同棲解消」そして「別れ」を視野に入れるべきサインです。ただし、感情的に「もう無理！出ていく！」と決断する前に、いくつか冷静に考えるべきことがあります。

同棲解消後の生活を具体的にシミュレーションする

感情の勢いで家を飛び出してしまうと、後で必ず困ります。同棲解消は、精神的なエネルギーだけでなく、経済的・物理的なエネルギーも非常に大きく消耗します。後悔しないために、以下の点を具体的にシミュレーションしておきましょう。

【チェックリスト】

住む場所：実家に戻れるのか？戻れない場合、新しく部屋を借りる初期費用（敷金・礼金・仲介手数料など数十万円）は用意できるか？
経済面：一人暮らしになった場合の家賃、光熱費、食費などを計算し、自分の収入でやっていけるか？
家具・家電：二人で使っていた家具や家電はどう分けるのか？新しく買い揃える必要があるものは何か？その費用は？
手続き関係：役所への転出・転入届、郵便物の転送手続き、各種サービスの住所変更など、やるべきことをリストアップしておく。
精神面：一人になった時の寂しさや喪失感と、どう向き合うか？支えてくれる友人や家族はいるか？

このシミュレーションをすることで、同棲解消の現実味が見えてきます。その上で「それでも、私はこの生活から抜け出したい」と強く思えるなら、あなたの決意は本物です。

伝えるタイミングや場所、話し合いの進め方を決める

同棲解消は、いわば「別れ話」です。できる限り、修羅場にならず、お互いが前に進めるような話し合いをしたいものです。そのためには、事前の準備がすべてを決めます。

タイミング：相手が仕事で疲れている平日の夜や、朝の忙しい時間は避けましょう。お互いに時間と心に余裕のある、休日の昼間などが理想的です。
場所：自宅だと感情的になりやすいため、ファミレスやカフェなど、人目があって大声を出せない場所を選ぶのも一つの手です。ただし、荷物の話など具体的な話は、最終的に家でする必要があります。
伝え方：ここでも「Iメッセージ」が有効です。「あなたの〇〇が嫌だから別れる」という非難ではなく「色々試したけれど、一緒にいるのがつらくなってしまった。自分のために、新しい人生を歩みたい」と、自分の問題として伝えることが大切です。これまでの感謝の気持ちも伝えられると、相手も受け入れやすくなります。

決して相手を挑発せず、冷静に、自分の決意を伝えること。それが、お互いの傷を最小限に抑えるための最後の思いやりです。