【実話】私がおみくじで「生死危うし」を引いてから体験した世にも奇妙な1年間の全記録

「まさか自分が…」
テレビやネットで見るような話が現実に起こると誰が想像できたでしょうか。

これは私自身が体験した、一枚のおみくじから始まった世にも奇妙な1年間の記録です。

もしあなたがおみくじの結果に不安を感じているなら
あるいは、これから初詣や参拝を控えているなら
この記事が何かの役に立つかもしれません。

これは単なる怖い話ではありません。
運命の警告とどう向き合い乗り越えていくか、その一つの実例です。

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すべての始まりは一枚のおみくじだった
そもそも、おみくじの「生死危うし」とは？その本当の意味
【恐怖体験】「生死危うし」を引いてからの奇妙な出来事 – 1年間の全記録
おみくじの警告は本物か？「生死危うし」の体験から私が学んだこと
もし、あなたが「生死危うし」のおみくじを引いてしまったら
まとめ：「生死危うし」を乗り越えた今だからこそ伝えたいこと

すべての始まりは一枚のおみくじだった

すべての物語には始まりがあります。
私の物語は、多くの人が新たな希望に胸を膨らませる元日の昼下がり
ある有名神社の境内で静かに幕を開けました。

新年早々、有名神社で引いた「生死危うし」

凍えるような空気の中、白い息を吐きながら友人とはしゃいでいた私。
その神社は縁結びや厄除けでとても有名でした。毎年多くの参拝客で賑わいます。
私もその一人として、ごく普通の願いを胸に参拝を終えました。

「今年一年の運勢を占ってみようよ！」

友人の提案に乗り、私たちは社務所でおみくじを引くことに。
ずらりと並んだおみくじの箱。
その中から一つを選び、厳かな気持ちで筒を振りました。
カラカラと乾いた音のあと、出てきた一本の棒。
そこに書かれた番号を伝え、巫女さんから一枚の和紙を受け取りました。

「大吉だといいね！」
隣で笑う友人の声を聞きながら、私はゆっくりとおみくじを開きました。

その瞬間、視界に飛び込んできた文字に心臓が凍りつきました。

そこには「吉」や「凶」といった見慣れた文字はありません。

ただ、静かで圧倒的な迫力を持つ四文字が記されていました。

「生死危うし（せいしあやうし）」

時間にして数秒だったでしょう。
しかし私には、まるで時が止まったかのように感じられました。

その場に凍り付いた私と友人の反応

「え…なにこれ…」

隣で自分の結果に一喜一憂していた友人が、私の手元を覗き込み息を飲みました。
さっきまでのはしゃいだ空気が嘘のように消え去り、重苦しい沈黙が私たちの間に流れます。

「生死…危うし？こんなの、見たことない…」

友人の声は震えていました。
私の手も同じように、いやそれ以上に震えていたかもしれません。
何度も目をこすり、その四文字を見つめ直しました。
しかし何度見ても、その不吉な言葉は消えてはくれませんでした。

おみくじに書かれていた他の言葉は、もう頭に入ってきませんでした。
願望、待人、失物…すべてが霞んで見え
ただ「生命に危険が迫る兆しがある。油断すれば命を落とすことも」という一文だけが
やけにハッキリと、脳に刻み込まれました。

「気のせいだよね？」信じたくない気持ちと忍び寄る不安

「大丈夫だよ！こういう珍しいやつって、逆にレアで良いんじゃない？」

友人が必死に明るい言葉を探してくれました。
私も無理やり笑顔を作り「だよね！ネタになるよね！」と返しました。

私たちはそのおみくじを、境内の決められた場所に固く結びつけました。
「悪い運はここに置いていこう」と。

しかし、神社を後にしてからも私の心は晴れません。
「生死危うし」の四文字が、まるで呪いのように頭から離れないのです。

気のせいだ、たかが紙切れ一枚じゃないか。

そう自分に言い聞かせれば聞かせるほど
心の奥底では、得体の知れない不安が黒い染みのように広がっていきました。

この時の私はまだ、このおみくじがこれから始まる悪夢の序章に過ぎないことを知る由もありませんでした。

そもそも、おみくじの「生死危うし」とは？その本当の意味

あの日以来、私は「生死危うし」という言葉に取り憑かれていました。
ネットで調べても、断片的な怖い体験談ばかりが見つかります。

「このままではいけない」

そう思った私は、専門的な知識を持つ方に直接話を聞くことにしました。
後日、少し落ち着いてから改めて別の神社の神主様にお話を伺う機会を得たのです。
この記事の信頼性を高めるためにも、その時の内容を詳しくお伝えします。

神主さんに直接聞いた「生死危うし」の解釈

神主様は私の話を静かに聞いた後、穏やかな口調でこう教えてくれました。

「まず『生死危うし』は、決して『あなたはもうすぐ死にます』という死の宣告ではありません。」

その言葉に、まず少しだけ救われた気持ちになりました。

「あれは神様からの、最も強い警告であり、最大の愛情表現なのです。『このままの生き方、考え方、行動を続けていると、あなたの生命が危険に晒されるほどの大きな厄災を招きかねませんよ。だから今すぐ襟を正しなさい』という、強いメッセージだと捉えてください。」

神主様によれば、これは運命が確定したわけではなく
あくまで「このままいけば」という前提の上での警告とのこと。
つまり、これからの行動次第で未来は変えられるということでした。

大凶よりもヤバい？おみくじの運勢順位における「生死危うし」の位置づけ

次に私は、運勢の順位について尋ねてみました。
「大凶よりも悪いのでしょうか？」と。

「一概には言えません」と神主様は前置きした上で、こう説明してくれました。

「おみくじの吉凶の順位は、神社によって様々です。しかし、一般的な感覚として『大凶』は総合的な運勢の悪さを示します。一方で『生死危うし』は、他の運勢はさておき『生命』という一点に特化した、極めて危険なサインであると考えるのが自然でしょう。」

一般的な運勢の順序の一例として、以下のようなものがあるそうです。

大吉
吉
中吉
小吉
末吉
凶
大凶

「生死危うし」や「平（たいら）」などは、この基本的な吉凶の枠組みとは少し違う
特別な「見方」や「 ??????（じょうきょう）」を示すもの。

つまり、単純なランキングには入らない【特別警報】のような位置づけだと理解しました。
大凶が「台風警報」なら、「生死危うし」は「Jアラート」に近いかもしれません。
それほど緊急性が高く、注意を払うべき内容なのです。

生命だけじゃない！仕事や人間関係にも関わる警告だった

神主様の話はさらに続きました。

「『生死』というのは、必ずしも肉体的な生命だけを指すわけではありません。」

衝撃的な言葉でした。

「例えば、社会的な生命、つまりキャリアや立場が危うくなること。あるいは、精神的な生命、つまり心が壊れてしまうほどの出来事が起こることも含まれます。人との縁が絶たれ、社会的に孤立することも『死』の一つの形と捉えることができるのです。」

なるほど、と腑に落ちました。
この解釈は、後に私が体験する出来事の数々を的確に言い表していました。
単なる事故や病気だけではない。

仕事、人間関係、精神状態…生きる上で関わる全てのことにおいて、最大限の注意を払えという
包括的なメッセージだったのです。

【恐怖体験】「生死危うし」を引いてからの奇妙な出来事 – 1年間の全記録

神主様の話を聞いて少し冷静にはなれたものの
私の身の回りでは、おみくじの警告を裏付けるかのような不可解な出来事が次々と起こり始めました。

ここからは、私が体験した1年間の記録を、ありのままに記していきます。

【1～3ヶ月後】原因不明の高熱と、毎晩見る不気味な夢

最初の異変は、身体に現れました。
おみくじを引いてから1ヶ月ほど経った頃、突然40度近い高熱が出たのです。
インフルエンザの検査は陰性。病院では「過労によるものだろう」と診断されました。

しかし、ただの風邪ではありませんでした。
熱にうなされる間、私は毎晩のように同じ夢を見続けたのです。

それは、真っ暗で底の見えない穴の縁に、私が一人で立っているという夢。

背後から誰かに「早く飛び降りろ」と囁かれるのですが、声の主は見えません。
足元の土はポロポロと崩れていき、私は必死に踏みとどまる。
あの、落ちる瞬間の浮遊感がやけにリアルでした。

この高熱と悪夢は、1週間以上も続きました。
体力的にも精神的にも、一気に削られていった時期です。

【4～6ヶ月後】ありえない偶然の事故に3度遭遇しかける

体調が戻った頃、今度は物理的な危険が私に迫り始めました。
それも、信じられないような偶然が重なる形で。

1度目：会社の帰り道、歩道を歩いていると突然、目の前のビルの壁からタイルが数枚剥がれ落ちてきました。私が一歩踏み出していれば、頭を直撃していたであろう場所に。

2度目：横断歩道で信号待ちをしていた時。青になったので渡ろうとした瞬間、なぜかカバンから財布が滑り落ちました。屈んで拾った、そのコンマ数秒後。信号を無視した自転車が、猛スピードで私の目の前を走り抜けていきました。

3度目：駅のホームで電車を待っていた時。少しめまいがしてよろめきました。その瞬間、背後にいた男性がとっさに私の腕を掴んでくれたのです。「大丈夫ですか？」と。もし、その人がいなければ…私は線路に転落していたかもしれません。

一度なら偶然です。
二度なら不運が重なっただけかもしれません。
しかし、短期間に3度も命の危険を感じる出来事が続くと、偶然とは思えませんでした。
おみくじの「生死危うし」が、現実味を帯びて迫ってくる感覚でした。

【7～9ヶ月後】信頼していた人からの突然の裏切りと孤立

身体や命の危機だけではありませんでした。
神主様の言っていた「社会的な死」が、私を襲います。

当時、私は仕事で大きなプロジェクトのリーダーを任されていました。
チームには、私が絶大な信頼を寄せていた同僚のAさんがいました。
Aさんとは公私ともに仲が良く、何でも相談できる間柄だと信じていました。

しかし、プロジェクトが大詰めを迎えたある日、事件は起きました。

私がまとめた重要なデータに、致命的な欠陥が見つかったのです。
しかし、私にはそのデータに手を入れた記憶がありません。

後に分かったことですが、それはAさんが自身のミスを隠蔽するために、私のデータを改ざんしていたのでした。

結果、プロジェクトは大きな損害を出し、その責任はリーダーである私が負うことに。
私は関連部署や取引先に頭を下げて回りました。
社内での評価は地に落ち、噂は尾ひれをつけて広まりました。

何より辛かったのは、信じていた人に裏切られたという事実です。
人間不信に陥り、私は社内で完全に孤立しました。
まさに「社会的な死」でした。

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【10～12ヶ月後】まさに生死の分かれ道、運命を変えた衝撃の出来事

心身ともにボロボロになった年末。
おみくじを引いてから、もうすぐ1年が経とうとしていました。

仕事納めの日、疲れ果てた私は「せめて美味しいものでも食べよう」と
少し遠くのデパートに寄り道して帰ることにしました。
普段なら絶対に乗らない、いつもと違う路線のバスに乗って。

そのバスが、大きな交差点に差し掛かった時でした。

「危ない！」

誰かの叫び声と同時に、凄まじい衝撃と金属音が響き渡りました。
居眠り運転のトラックが、赤信号を無視して交差点に突っ込んできたのです。

私たちのバスの側面に、トラックが激突。
車内はパニック状態に陥りました。
幸い、私は進行方向左側の窓際に座っていました。
トラックが突っ込んできたのは、右側。

もし、私がいつものように右側の座席に座っていたら…
もし、私が寄り道などせずいつもの電車で帰っていたら…

そう考えると、背筋が凍りました。

この事故で数名の重軽傷者が出ましたが、幸いにも死者は出ませんでした。
私も軽い打撲だけで済みました。

救急隊員の誘導でバスを降りた時、私は震える足で空を見上げました。
1年前のおみくじが、脳裏をよぎります。

「生死危うし」

この事故こそが、その警告の終着点だったのかもしれない。
そして、私が生きているのは…？

一連の不運や注意深い行動が、私をこの「左側の座席」に導いたのではないか。
そう、直感的に思いました。

おみくじの警告は本物か？「生死危うし」の体験から私が学んだこと

壮絶な1年が終わり、新しい年を迎えました。
あの大事故の後、私の周りでは不思議と不運な出来事は起きていません。

一連の体験を通じて、私がおみくじの警告についてどう捉えるようになったか。
それは、単なる迷信とは違う、もっと深い気づきでした。

これは偶然か必然か？単なる思い込み（プラセボ効果）の可能性

冷静に考えれば、これらの出来事はすべて「偶然」で片付けられるかもしれません。
「生死危うし」という言葉を意識しすぎたせいで
何でもないことまで不吉に感じてしまう「確証バイアス」や「プラセボ効果」だった可能性も否定はできません。

心理学的には、人間は自分が見たいように現実を見てしまう生き物です。
おみくじの言葉が、私の脳にフィルターをかけてしまった。
そう考えるのが、最も合理的で科学的な解釈でしょう。

しかし、私にはどうしても、そうとは思えないのです。

あの生々しい体験の数々は、ただの思い込みで説明がつくほど
単純なものではありませんでした。

「警告」を意識したからこそ回避できた危機的状況

ここで、逆の視点から考えてみます。
もし、私があのおみくじを引いていなかったら、どうなっていたでしょう？

「生死危うし」の警告があったからこそ、私は

いつもより周りを注意深く見るようになった（落石や自転車を避けられた）
健康に人一倍気を遣うようになった（高熱の後、生活習慣を改めた）
人の言動を慎重に見極めるようになった（裏切りの後、安易に人を信じなくなった）

そう、警告を意識したことで、私の行動はより慎重に、より注意深くなっていた
のです。

最後のバス事故にしても、あの日、仕事の裏切りで疲れ果てていた私が「気分転換に寄り道しよう」と思ったのは、それまでのストレスフルな日常があったから。
そしてその寄り道が、結果的に私を致命的な状況から救いました。

皮肉なことに、一連の不運な出来事が、最大の不運を避けるための布石になっていたのかもしれません。

おみくじは未来の予言ではなく、生き方へのアドバイス

私の結論はこうです。

おみくじは、「確定した未来を見せる予言書」ではなく、「より良い未来に進むための注意喚起（アドバイス）」なのだと。

「大吉」を引けば、「その素晴らしい状態を維持できるよう、油断せず努力しなさい」というアドバイス。
「大凶」や「生死危うし」を引けば、「今のままでは危険です。すぐに行いや考え方を見直しなさい」というアドバイス。

どちらが良い悪いではなく、その時の自分に必要なメッセージを神様が与えてくれている。
そう考えると、すべての結果に意味があると思えてきます。

あの一枚のおみくじは、私にとって決して「呪い」ではありませんでした。
それは、人生を根本から見つめ直すきっかけを与えてくれた「羅針盤」だったのです。

もし、あなたが「生死危うし」のおみくじを引いてしまったら

この記事を読んでいる方の中には、今まさに
悪いおみくじの結果に、心を痛めている方がいるかもしれません。

私の経験が全てではありませんが、1年間「生死危うし」と向き合った経験者として
あなたがこれからどうすれば良いか、具体的なアドバイスを送ります。

【まずやるべき事】おみくじを結ぶ？持ち帰る？正しい作法とは

まず、引いてしまったおみくじをどう扱うか。
神主様にも確認した、一般的な作法は以下の通りです。

悪い結果が出た場合：
「これ以上運気が悪くならないように」「神様との縁を結んでご加護をいただく」という意味を込めて、境内の指定された場所に結んで帰るのが良いとされています。私もこの方法を取りました。
良い結果が出た場合：
持ち帰って、時々読み返して自分への戒めや励みにするのが良いでしょう。効力がなくなったら（一般的に1年後）、引いた神社にお返しするのが丁寧です。

最も大切なのは、心を込めて行動することです。
結ぶにせよ持ち帰るにせよ「神様からのメッセージを真摯に受け止めます」という気持ちが重要です。

不安を増幅させる絶対にやってはいけないNG行動3選

次に、メンタル面で絶対に避けるべき行動です。
これをやってしまうと、不安が不安を呼び、運気を自ら下げてしまいます。

おみくじに固執しすぎる
「車に轢かれるかも」「病気になるかも」と四六時中考えるのはやめましょう。過度な心配は正常な判断力を奪い、かえって危険を引き寄せます。あくまで「注意喚起」と捉え、日常生活は前向きに送りましょう。
全ての不運をおみくじのせいにする
仕事でミスをしたのも、恋人と喧嘩したのも、全ておみくじのせいだ…と考えるのは思考の放棄です。自分の行動や言動に原因はなかったか？と省みる機会を失ってしまいます。
ネットの怖い話ばかりを検索する
不安な時ほど、同じような体験談を探したくなるものです。しかし、ネットには信憑性の低い、いたずらに恐怖を煽るだけの情報も溢れています。私のこの記事もあくまで一つの体験談。専門家（神主様など）の話や、自分の内なる声に耳を傾けましょう。

運気を好転させるために私が実践した具体的な厄除けと心構え

では、具体的に何をすれば良いのか。
私が実践して、実際に心が楽になり、状況が好転したと感じるアクションプランです。

丁寧な生活を心がける
早寝早起き、バランスの取れた食事、部屋の掃除など、基本的なことを丁寧に行う。心と体は繋がっています。生活が整うと、自然と心も落ち着きます。
氏神様や先祖への感謝を伝える
地域の氏神様へのお参りやお墓参りをし、日々の感謝を伝えましょう。特別なことでなくても「見守ってくださってありがとうございます」と心で思うだけでも違います。
人のために小さな善行を積む
電車で席を譲る、困っている人に声をかける、コンビニで募金するなど、本当に小さなことで構いません。徳を積む行為は、自分の心を豊かにし、巡り巡って自分に返ってきます。
「おかげさまで」と「ありがとう」を口癖にする
最悪の状況でも、生きていることに感謝する。「おかげさまで」と口にすることで、自分一人で生きているのではないと気づけます。感謝の言葉は、最も強力な言霊（ことだま）です。

特別な厄祓いも大切ですが、最高の厄除けは、日々の誠実な生き方そのものだと私は確信しています。